ヒトiPS細胞を活用した「育毛成分の選定」に成功、効果も確認-大阪公立大ほか
大阪公立大学は、ヒトiPS細胞を活用し、毛髪関連遺伝子の発現上昇を指標とした育毛研究を行って見出した成分(トウキ根エキス、モウソウチクたけのこ皮エキス)が、ヒト毛包組織で毛髪の伸長を促進させることを確認したと発表した。
View Article再生医療法に基づく自由診療の有害事象、適切に報告されていない可能性-国がんほか
国立がん研究センターは、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」の現在までの施行状況および同法の改正の方向性を検討するため、同法で義務づけられる有害事象発生の報告状況を調査し、同法の目的である再生医療の安全性確保が果たされているか検討した結果、再生医療法に基づく自由診療において、有害事象の発生が適切に報告・検討されていない可能性が示唆されたことを発表した。
View Articleヒト臍帯由来の細胞シート、マウスに生着し治療に有効なサイトカインを大量分泌-慶大
慶應義塾大学は、臍帯(へその緒)に含まれる幹細胞から作製したシート状の細胞組織(細胞シート)の治療効果を明らかにしたと発表した。
View ArticleModic変性を伴う腰痛、椎間板PRP注射について臨床研究で検証-藤田医科大ほか
藤田医科大学は、椎間板への多血小板血漿注射の安全性と有効性を、Modic変性を伴う腰痛患者10人を対象に検証した結果、大きな有害事象を認めず、個人差はあったものの、総じて腰痛は改善し、半年後のMRI検査でもModic変性における炎症が沈静化していることが示されたと発表した。
View ArticleiPS細胞から骨格筋幹細胞への分化誘導、従来の2倍高率の技術を確立-CiRAほか
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)は、ヘパラン硫酸鎖が結合した次世代型合成細胞外マトリックスを開発し、iPS細胞の分化誘導に用いることで、高効率に骨格筋幹細胞を分化誘導できることを見出したと発表した。
View Article脳梗塞、抗インフルエンザ薬がニューロン再生促進する可能性-名古屋市大ほか
名古屋市立大学は、生後のマウスの脳内において、新しく生まれた神経細胞(新生ニューロン)が集団で移動する際に、細胞と細胞の間に広い隙間を作りながら高速で移動していることを発見したと発表した。
View ArticleヒトiPS細胞由来心筋細胞シート移植、拒絶免疫誘導の仕組み解明-順大ほか
順天堂大学は、新たなヒト免疫マウスモデルを用いて、ヒトiPS細胞由来心筋細胞シート移植ではCD8陽性T細胞主体的に免疫拒絶が誘導されることを初めて明らかにしたと発表した。
View Article【FIRM 志鷹会長】本承認へ予見性高まる-再生医療等製品、有効性評価の通知
日本の再生医療に関係する製薬などの関係企業からなる再生医療イノベーションフォーラム(FIRM)の志鷹義嗣会長(アステラス製薬)は12日、都内で開いた記者会見で、厚生労働省が再生医療等製品の条件・期限付き承認とその後有効性評価のガイダンス、評価指標を3月に通知として発出した意義について、本承認を見据えてどのように試験やその計画を組むことが必要なのかの条件が示され、予見性と透明性が高まったと評価した。
View Article【経産省】バイオ産業育成へ方向性-アクションプラン策定
経済産業省は19日、バイオテクノロジーに関連する政策について今後の方向性を示した「バイオ政策のアクションプラン」を公表した。
View Article開発中のバイオマテリアル、変形性膝関節症の治療に使える可能性-米研究
新たに開発されたバイオマテリアル(生体材料)が新しい軟骨の成長を促し、手足の自由を奪う関節炎の治療に役立つ可能性のあることが、米ノースウェスタン大学材料科学・工学教授のSamuel Stupp氏らによる動物を用いた研究で示された。
View Article皮膚内部幹細胞の加齢変化をAIシステムで非侵襲的に確認-メナード化粧品
藤田医科大学は、非侵襲的に、皮膚内部の幹細胞の数や分布を可視化する独自AIシステムを開発し、世界で初めて皮膚内部の幹細胞の加齢変化を非侵襲的手法でイメージとして捉えることに成功したと発表した。
View Articleエクソソーム治療、明確な規制の必要性を指摘した論文発表-CiRAほか
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)は、新たに発表した論文において、エクソソームを用いた医療介入に関する規制を明確にする必要性を指摘したと発表した。
View Article水疱性角膜症に対しiPS細胞由来角膜内皮代替細胞の移植実施、世界初-慶大ほか
慶應義塾大学は、難治性疾患である水疱性角膜症に対し、iPS細胞由来の角膜内皮代替細胞を眼前房内に移植する新たな治療法の安全性および有効性を検討するため、第一種再生医療等提供計画として実施した臨床研究の結果を発表した。
View Article免疫不全ブタ小型化に成功、無菌飼育試験実施にもつながる成果-農研機構
農研機構は、免疫不全ブタの小型化に取り組み、従来の8割程度のサイズに小型化することに成功したと発表した。。
View Article心筋の伝導障害をiPS由来組織移植で改善、ミニブタ実験で検討-京大ほか
京都大学は、心筋障害を引き起こしたミニブタの心臓にヒトiPS細胞から作製した心臓組織を移植し、心筋障害に起因する電気信号の伝わりにくさ(伝導障害)が改善されることを確認したと発表した。
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